
この場合の困るというのは、精神的なリスクではなく、経済的なリスクに関することです。
20代シングルの女性であれば、両親がご健在の場合、自分が亡くなって、ご両親様が悲しむことはあっても、生活費に困ることはないはずです。
また、お子様が生まれた場合、教育資金を貯めるということは重要なことですが、お子様がもし亡くなった場合の保障は必要でしょうか?お子様が亡くなっても、ご両親の経済的リスクはないですよね。
それでは、どういう状況に一番保険が有効なのでしょうか?
その状況は2つあります。
■結婚して、お子様が生まれた場合
お子様が小さい場合は、奥様が働きにでることができないかもしれないなど、生活に困る状況が考えられます。
お子様が生まれた場合は、途中で教育費がかからなくなる、ということはなく、成人するまで短くても18年間、大学進学まで考えると22〜23年間はある程度まとまったお金が必要となります。
貯蓄でカバーすることは通常困難であり、どうしても保険に頼る必要性がでてきます。
■病気やケガをして入院したり、手術するようになる場合
本人と看病する家族が困ります。
ということは、シングルも、共働きも、お子様がいる家庭も、年金生活者も医療保険は最低限必要ということがわかります。
最後に、定年退職を迎えたら、誰が困るのでしょう。
お子様は成人されて自分で生計をある程度たてていけますから、お子様の経済的リスクは考えなくてよいですね。
誰が困るかというと、ご本人とそのパートナーです。
貯蓄もあり、国の公的年金で生活をしていけるようでしたら心配はありませんが、そのような恵まれた環境の方はごくわずかです。
老後を迎える前に、若いときから自分で民間の年金保険に加入していると、老後の生活の経済的リスクを回避できます。
ラベル:生命保険